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とぶわにといっしょに かんこくとあそぼ!

亀甲船完成!そして、戦乱前夜・・・

*ここからは中盤からのあらすじをまとめてみました。*

あらすじ&感想 1--亀甲船完成!そして、戦乱前夜・・・--

45話 2月5日 放映

「我々が頼れるのは人間のみ、戦争とは結局・・・人間がするものだ」

スチャンの破局人事に将官たちは「法度」と「慣例」を持ち出し強力に反対する。
しかし李舜臣は水軍においてもっとも重要な「船」の建造に関わる者をないがしろにはできないこと、今後も敵と戦うためにそのような慣習は打ち破ると言い放つ。

気を落とすスチャンに李舜臣は、周りの偏見を打ち砕くには朝鮮で一番の船を作る事だと励ます。生まれてはじめて自分の価値を認められたスチャンは李舜臣に恩をかえし、自分の能力を証明するためにも、船の建造と大砲の装着の研究に没頭する。.

一方スチャンと共に板屋船の砲穴を調べていた李舜臣は、あたかも自殺でもするように一歩一歩海に入っていく軍官、ナ・デヨンを見つけるが・・・



46話 あらすじ 2月6日放映

「この世に一つしかない船、自分だけが作れる船だ」

取り付かれたように新しい船の発明に没頭するあまり、翌日の訓練事項の伝達を忘れてしまった、ナ・デヨンのために、訓練に遅れて参加したパンダプ軍に気合を入れる李舜臣。パンダプ軍指揮官李純信は、ナ・デヨンを叱責する。

本日の訓練メニューは、石山島まで船で往復し、速さを競うというものだ。
漕ぎ手が櫂を漕いでいる甲板下に追いやられたナ・デヨンは、失敗を挽回し、パンダプ軍を一等にするための奇策を立てるが、他の船とぶつかるという事故を起こしてしまう。結局、パンダプ軍師李純信はナ・デヨンを免職する事を李舜臣に報告する。

板屋船の建造について左水営の将官たちが集まり、スチャンが板屋船改造案を報告している途中、獄中にいるはずのナ・デヨンが姿を現し、これに対する自分の見解を詳しくプレゼンテーションし、各将官たちをうならす。しかし、李純信だけは複雑な心境だ。
李舜臣はナ・デヨンの船に対する知識を買い、ナ・デヨンを一線に復帰させる事を公言するが、李純信はこれに反発。ナ・デヨンを復帰させるなら自分が降りると言う。

そういった確執をいつも冷静に見守って来たクォン・ジュン。

下級の兵士たちと武器を磨いたり、寝る事も忘れて働く李舜臣。
過労でついに鼻血を出してしまう。
そっとティッシュ(あ、ティッシュはないか)を差し出すクォンジュンに
「いつ倭軍が攻め入っているの分からないのに、誰一人として危機感を感じていない。信じられるものが誰もいない。君は信じてもいいだろうか?」
と本心をさらけだす。しかしクォンジュンは
「命令してくだされば、従います。けれども心からは従えません」
と言うのだった。

<とぶわに式感想> クォン・ジュンがちょっとさびしい事を言って、二人対立している場面で終わったけれど、きっとだんだん調和をなしていく過程なのだなあ、と思いました。
将軍の姿に上に立つものの孤独が伝わってきます。

そうそうお笑いキャラ、キムワンもいつもずっこけさせてくれますが、「気合を入れてくれるわ!」と将軍直々にさせたのは、海辺でほふく前進!昔もこんなことをやっていたんだろうか・・・そういえば将軍はこの間も「かいの漕ぎかたがなっておらん!」と(昔の舟は大勢で船を漕ぐので、息が合っていないとちゃんと進まないらしいので?)「二人三脚」を訓練させ・・・ほんとだろうか?!

ナ・デヨン役にはイ・サンイン氏。ネティズン達の間では賛否両論です。
これから最後まで活躍しなければならない人なので、見守っていきます。
来週も楽しみです。

47話 2月12日放映

一番信頼できる将官、クォン・ジュンまでも「心からは従えない」と言うと、李舜臣はその理由を聞こうとする。
クォン・ジュンは今日敵が攻めてきたら今まで無能だった全羅左水軍は勝ち目がないが、一年後に攻めてきたとしても勝てないだろうと言い、李舜臣が独断的だったことを諭す。
翌日、李舜臣は李純信の辞表を破り捨て、羅大用の人事を独断的に処理しようとした事について心から謝罪する。
クォン・ジュンは徹夜で将官たちの特性を生かし、職務を分担する基礎案を準備した。各将官たちが適材適所で能力を発揮しはじめると全羅左水営は活気付いてくる。

一方、朝廷では西人派達が離れていく国王の心を掴むために必死な動きを見せる。
戦乱勃発の兆しがある事を明に報告するというカードを見せようとするユン・ドゥスに対し、リュウ・ソンリョンは日本との外交問題は日本と直接解いていこうという考えだ。
これに対し王位継承問題で父王宣祖から疑いをかけられている光海君は、リュウ・ソンリョンに自分を利用するように提示する。

<とぶわに式 感想>リーダーとして有るべき姿、それを支えるものの姿を考えさせられます。
左水営・朝廷・日本の三次元で物語が展開していきます。
左水営では国を守る純粋な戦いをする一方、朝廷では醜い権力争いが、そしてその中でもリュウ・ソンリョンと光海君が己を犠牲にしながら国を守ろうと戦います。
また海を越えた日本では、朝鮮出兵に拍車がかかる秀吉の陰で、天下統一の機会をうかがう家康の姿がわかりやすく描かれていました。

李舜臣も心配なあまり行き過ぎた自分の行動を反省し、将官達を信じながらチームを一つにまとめようとし、新しい船、亀船の構想も固まってきます。

将軍!声がとても素敵です。明日も見逃せません。

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48話 2月13日 放映

船に乗り込み白兵戦を展開する倭軍に対抗する「船」について議論しているさなか、ナ・デヨンは板屋船に屋根をかけたらどうかと提案する。
途方もない提案に李舜臣が真摯な態度を見せるとスチャンは、船に屋根をかぶせたら、飛んでくる火矢で船が火に包まれてしまうだろうと反発。しかし李舜臣はナ・デヨンに火災にならず、船に屋根をつける方法を探し出すように励ます。
空想にだけはまり込みナ・デヨンに不満を持ちながらも、その才能に危機感を覚えるスチャンは徹夜で資料を読み漁り、太祖の時代「亀船」と呼ばれた船があった事を発見する。
一時的に使われたものの、その戦果を実証できなかったようで、スチャンは屋根をかぶせるのは合理的ではないと主張するが・・・
二日後、左水営の会議室にナ・デヨンが奇怪な模様の船の絵を持って現れる。 .

<とぶわに式 感想>この時代に誰も考えられなかった奇想天外な発想で「亀甲船」を作り出す過程がよく描かれています。
空想を追うナ・デヨンに眼を輝かせながら反応する李舜臣、この時代凝り固まった慣例に縛られない、やはり自由な発想の持ち主だったのかもしれません。

ところで最近「亀甲船」の模型が売れているらしいです。数年前大統領賞も受賞した事のある中小企業のものですが、価格は8万から20万ウォンという事です。オットも欲しがっています。
ナ・デヨンが亀甲船の模型をチマチマと作る場面がありますが、どうやらこの模型が使われたらしい!?

49話 2月19日 放映

戦争に備えるための準備を着々と進めている左水営は、安定し始め、兵士達の訓練も日増しに激しくなっていく。その中でも一番厳しい訓練は「大砲」の訓練。
大砲は威力的な武器でありながら、小さな失敗でもそのまま自分を害する武器になり得るため、過酷に兵士を訓練する訓練担当ジョン・ウンの悪名も高くなっていた。

一方幽閉地で再起を狙うユン・ドゥスは、倭軍が中国征伐のため朝鮮の道を貸す事を要求した事実と、このことを明に知らせ、朝鮮の明に対する忠心を明かさなければならないと上訴文を上げ、元均にはすぐに機会が訪れるので、南海方面に行く準備をするように伝える。

地獄のような過酷な訓練が繰り広げられる左水営の大砲訓練場。しかしついに爆発事故を起こしてしまう・・・

<とぶわに式 感想>左水営は中央からの補給を受けず、自給自足で成り立っていた部隊だったらしいですが、李舜臣が赴任してきた当初はまだその基盤がなかったらしいですね。食料のストックも残り少なく、火薬の補給もままならず、しかも兵士たちは連日の訓練に加えて船の建造にも関わらなければなりません。飢えと寒さと疲労でぼろぼろな兵士たちを見ながら、「指揮官とは残忍なものだ・・・」とつぶやく将軍。「食べさせる事も着させる事もままならないとは・・・」
国を守るという大義を全うしようとしながら、兵士たちを親のように気遣う将軍。そのジレンマはどれほどのものだったのでしょうか。一人一人の心にまで降りてきて、その悲しみや傷を労ろうとする人物だったからこそ、沢山の民心を掴んだのではないでしょうか。

50話 2月20日 放映

爆発事故で死亡者がでてしまった。しかしジョン・ウンは死体を片づけそのまま訓練を続行する事を命じる。ジョン・ウンに対するフラストレーションが溜まっていた砲手たちは、火薬を手に集団脱営をはかるが・・・
将校たちは脱走者を厳しく罰しなければならないという意見と、事故が起きても無理矢理訓練をしようとしたジョン・ウンに過失があるという意見に分かれる。李舜臣の決断を待つばかりだった。

<とぶわに式 感想>結局将軍は、首謀者をその場で斬首、脱営に加わった兵士たちには刑罰を与えます。 「自分のせいだ」と苦しむジョン・ウンに「訓練を続行しなかったら、君を罰していただろう」と慰めます。「特に砲手は冷静にならなければならないのだ。もっと沢山の命を失わないためにも・・・」
一方李舜臣から物資が足りないという手紙を受け取ったユ・ソンリョンだったが、朝廷でもそのことを議論できず、無念な気持ちでいました。そして心を込めて兵法の本を書き記し、李舜臣に送ります。それを届けたは、「帆柱の一本でも立てられるでしょうか・・・」と義援金を差し出します。感動の場面でした。

今日の大活躍はナルパル君。火薬を持っていきり立つ兵士を「やりたいようにやってみろ!」と牽制する李舜臣に(このカリスマもかっこよかった・・・)兵士はついに火薬をばらまき火をつけようとします。そこでサッと登場して、危機を救います。
将軍のカリスマも後ろで陰のようにガードする「ナルパル」君のお陰ですね。


51話 2月26日 放映

元均は慶山右水師に赴任するや、高圧的な態度で兵士たちを制し、若き軍官イ・ヨンナムはそんな元均の態度に反発する。
元均は自分と競い、それに勝てばイ・ヨンナムのやりたいようにさせる事を約束するが・・・
一方、全羅左水営では明が日本を警戒している事と分析、来るべき戦争に備えて、具体的な戦術を準備しはじめる。
元均は将校達を対馬が見える海岸に連れて行き、王の命を受け対馬を征伐する野望を明かす。

52話 2月27日 放映

全羅左水営よりも規模が2倍大きい慶山右水営の水師となった元均は、1年前に全羅左水営から罷免された屈辱を拭うかのように、指揮下の将校たちを引き連れ、再び全羅左水営を訪れる。
しかし日本に対する見解の違う李舜臣と、真っ向から対立してしまう。
日本征伐のために攻撃本意の訓練を続ける元均。しかし、兵士たちの訓練もままならず、秩序の乱れに、兵士たちの数も軍籍上の数字に程遠い現実に、元均は3千の兵士を1万2千にまで引き上げる事から始めると言い放つ。
イ・ヨンナムは元均は無謀ではあるが、何もしようとしなかった以前の水師とは違う推進力を発見する。
一方、海上砲撃訓練に突入する全羅左水営では、左水営沖に漁船の進入を禁止するが、偵察船の視野に怪しい舟が。
指揮官キム・ワンが捕らえたこの者達はポジャクと呼ばれる海賊の末裔で、朝鮮人でも日本人でもない。彼らは南海域の海流、潮時を詳しく記した地図を持っていた。李舜臣はこの地図を書いたオ・ヨンダムという人物に会いに行くが・・・

<とぶわに式 感想>今日の主人公は何といってもキムワン!どんな緊張した場面でも一人面白い台詞でボケをかましてくれるかわいい(?)キャラクターが人気爆発です。
さて、李舜臣は海の全てを知っているオ・ヨンダムが水軍には必ず必要である事を実感し、その隠れ家までわざわざ足を運びます。しかしオ・ヨンダムは激しく拒絶、李舜臣は肩を落として帰っていきます。その姿を残念そうに見つめるキム・ワン。うむ?何かあるぞ!
その後も将軍に何か言いたげなキムワンですが、言い出せない、「君の働きにはいつも感謝している」なんてお言葉を頂いたりして・・・
ついに意を決してオ・ヨンダムの家に一人乗り込んで行きます。この二人どうやら知り合いみたい。
「自分のために左水営にこないんらんけ?」(キムワンは全羅道方言です)
10年前オ・ヨンダムは水軍指揮官でした。当時の水師が捕らえたポジャクの首を倭寇のものと偽り、功績を上げようとした事に反発し、水軍を追われた。キム・ワンは逆に命に従い出世したのでした。
「ナウリがこないんだったら、俺がでていく。でも左水師や左水営の将官達がみんな俺みたいだとは思わないでくれ。皆国を守るための欲心で一杯で要領よくやる事も知らない馬鹿なやつらだ。だからよ、安心して左水師の言う通りにやったらいい」
と、涙ながらに訴えます。

次の日左水営にオ・ヨンダムが・・・
「10年前ある軍官は最高指揮官の命令に従わざるをえなかった。それが不当な命令であったとしても。あなたの部下にそう伝えて欲しい」
「分かった、伝えよう」
「左水師はこの国を守りたいと言いました。しかしその中にかわいそうなポジャクも含まれていますか?ポジャクたちを朝鮮の民としてくれますか?」
「彼らが願うなら、喜んでそうしよう」
「ならば、自分は左水師の命令に従います」

ああ、感動。拍手喝采!李舜臣の国や民を守りたい純粋な気持ちが、周りを感化し、最高のチームワークを作っていきます。
そして、このポジャクというのはもしかしたら、韓国内の疎外されている人たちや、また海外に散らばる同胞達のことではないかというのは考えすぎでしょうか・・・

日本では朝鮮を甘く見る家臣のなかで、藤堂高虎が朝鮮水軍を警戒するように言ったり、7年戦争に突入する緊張感が高揚してきています。しかし朝廷は相変わらずで、柳成龍がとても大変そう・・・がんばれとエールを贈りたくなりました。


--亀甲船完成、そして戦乱前夜・・・編--


53話 3月5日 放映

海上艦砲訓練が成功し、亀甲船も完成に近づくにつれ、全羅左水営はいよいよ海上での戦陣訓練に突入する。
一方巡便師(王の命を受け、地方の軍を巡回、調査し、王に報告する役職)シン・リムとイ・イルは元均を訪ね、北方で騎兵隊を率いて戦い勝利した記憶を、この南海でも再現する事を期待すると励ます。

着々と戦争の準備を進める日本は、最終段階に朝鮮水軍を偵察、日本に一番近い慶山水軍指揮官の元均は陸戦に合う将校に過ぎず、水軍訓練を疎かにしているという情報を伝える。

シン・リムとイ・イルは慶山・全羅道最高指揮官会議を召集、李舜臣は連合艦隊の重要性を強調するが、全羅右水営師イ・オッキ以外には誰も李舜臣の主張に耳を傾けようとしない。李舜臣は打開策として朝廷に亀甲船の建造を知らせる。
宣祖はこれに満足し、シン・リムとイ・イルを始めとする全ての将校たちに亀甲船の進水式に参加するように命じ、ついに完成した亀甲船が麗水沖合いに姿を現すが・・・

<とぶわに式 感想>今日数日前から噂されてきたまさかの亀甲船沈没・・・
史実ではなく、これにより李舜臣の海戦にかける意地を見せ、全羅左水営のチームワークを確かなものにしたかったという製作者の意向です。
それは、それでよかったとは思いますが、登場人物が李舜臣である事をもっと考慮して欲しかったかな・・・
李舜臣を始めとし、部下の将校たち、そして砲手と戦闘員と船の漕ぎ手たちが一つとなっていきます。さらに食堂のおばちゃんや医術が分かるというオ・ヨンダムの娘など、各キャラクターが生き生きしています。
こんなに皆頑張っているのに、沈没!?ガーン!

54話 3月6日 放映

大勢の将校たちが見守る中、亀甲船は無残に沈没した。
元均は海で戦う事は無謀であると言い、騎兵隊を用いての陸戦を構想していた自身とは反対に、海戦の重要性を説く李舜臣を排他する機会を狙っていたシン・リムは、この事件を契機にユン・ドゥスに李舜臣を重罰に処する事を主張する。
ユン・ドゥスは李舜臣を標的にして、王に疑いをかけられる事は無意味だとし、標的としなくても、力を失わせる方法があると言うが・・・

亀甲船のために多くの兵士が死に、李舜臣もどのような処罰が与えられるか分からない危機に面していたが、李舜臣はこの事件の責任を感じ、廃人同様になってしまった羅大用を直接連れ戻し、
「亀甲船と共に命を失った兵士たちに借りを返さなければならない、今回数十名が犠牲となったが、亀甲船を完成させなければ数千、数万の犠牲者が出る。他の全ての者が諦めても、自分とお前は立ち止まってはいけない」と説得する。

他の将校たちは亀甲船にかける意志を曲げない李舜臣を無謀だとしながらも、その真意を知り、皆がその狂ったような意志に同調し、一つとなる。

左水営が再び亀甲船建造の夢を膨らまし、活気を取り戻してきた時、朝廷から王命が・・・
「本日より水軍を廃止、全ての軍は陸軍に帰属する」

<とぶわに式 感想>・・・時々、スポーツ漫画を見ているような感じを受ける事があります。
今回もへべれけになっていた羅大用を連れ戻し、海にドボンと叩き込み、説得するシーンがありますが、まるで宗方コーチと岡ひろみ、みたいでした。感動的な場面なんでしょうが、なんかちょっと・・・
そして李舜臣の部下たちが「将軍は狂った!」と言うと、亀甲船の再建造に今まで反対していた李舜臣の右腕 クォン・ジュンも
「そうだ、確かに将軍は狂った!しかし自分たちが反対しても将軍は一人になってでも亀甲船を作るだろう。だったら反対して何になる、一緒に狂ってやろうじゃないか!」
・・・・( ̄∇ ̄ ;)タラーーー
改心した羅大用と丸太を運び出す作業をする李舜臣に将校たちが立ちはばかる。
「今回も一人でされるおつもりですか、将軍」
見上げると将校たちの後ろでは、すでに亀甲船の建造作業が始まっていた・・・
感動・・しますよ。でもなんかやりすぎでぴんと来なかった私でした。でもキム・ミョンミン氏の迫真の演技は最高でした。亀甲船沈没で大騒ぎの人たちもキム・ミョンミン氏の李舜臣にはぐうの音も出ない感じです。
さて水軍廃止命令を受けた李舜臣(これも史実とは違うらしい)。きっと命令を破り、すったもんだしているうちに戦争が起こる仕掛けなんでしょう。それにしても李舜臣が二つの敵(朝廷と日本)と立ち向かわなければならないという構造がはっきりしたわけで・・・いばらの道はまだ始まったばかりです・・・

55話 3月12日 放映

水軍廃止命令がもたらされるや、陣中は再び混乱するが、全羅左水営では将校から兵卒まで誰もが水軍廃止には同意できない雰囲気だ。
ソン・フィラプは部下たちを失い落ち込んでいる漕手長ヨンガプを慰めようとするが、ヨンガプも死んでいった部下たちのためにも水軍を廃止してはならないと涙を流す。
ソン・フィラプはそんなヨンガプに新しく補充される部下達を最高の漕ぎ手に仕立て上げろという李舜臣の命令を伝える。
一方、李舜臣はナルパルにより秘密裏に訓練してきた秘密諜報部隊の管理をクォン・ジュンにたくし、陣中を整理しはじめる。
クォン・ジュンはそのような李舜臣の行動を理解し、明け方、一人で陣中を後にする李舜臣にクォン・ジュンを始めとする全ての将校は都城まで共にすると言うが・・・

<とぶわに式 感想>王命には逆らえない、けれどもこの海を守らなければ、本土は血みどろになる、私が李舜臣将軍を尊敬する理由の一つに、「自分の欲心がない」という事が挙げられます。命令に背いたら自分の命さえも危ないかもしれません。けれどもこの意志を通さなければ戦争により多くの命が失われるだろう、そういう動機で、決死の覚悟で一人王のいる都城へと向かいます。
もちろんこれは史実ではないのですが、李舜臣の意地をよくみせた演出だったかなと・・・いろいろと言われていますが、ドラマだからね・・・
都城に向かう前に、一人一人に暖かい言葉をかけ、自分がいなくとも大丈夫だと確信する将軍、そして、もう一度覚悟を固めるかのように海辺に一人立つ将軍・・・追ってくる将校と兵士たち
「将軍とどこまでも共に行きます」
「そなた達の心、ありがたく受けよう。しかし、そなた達はここに残りこの海を守らなければならない。それが私と志を共にするという事だ。そなた達にこの海を任せる。私は全羅左水営を信じる」
皆、名残惜しい表情・・・そして、権官ソン・フィラプ
「全体!将軍に礼ー!」

皆の志を胸に秘め、都城に入る李舜臣。しかし宣祖は水軍廃止令を覆しに李舜臣が来た事を知ると、激怒します。宣祖、最初登場した頃は思慮深くてよかったのに・・誰でも権力の座に就くと、孤独と猜疑心で何も見えなくなってしまうんでしょうか。

56話 3月13日 放映

李舜臣は宣祖のまえで海で敵と戦い、絶対に負けない自身があることを伝え、水軍廃止令を覆すように強く訴えた。この問題で朝廷は再び論議が熱く交わされる。また宣祖の息子光海君も「ようやく手にした優れた家臣であるユ・ソンリョンや李舜臣をこんなにたやすく捨てないように」と懇願する。
宣祖は李舜臣を呼び、一度でも負ける事があれば、その時は李舜臣だけでなく、部下たちの命も奪う事を条件に水軍廃止令を廃した。
一方、ナ・デヨンは亀甲船の鉄板の軽量化に成功した。
1592年4月12日、ささやかな亀甲船進水式が行われた。
最強水軍の念願が込められた亀甲船の威様を前に、李舜臣はじめ全ての兵士たちの目が潤んだ・・・・

翌々日700隻の日本の軍艦が平和なプサン沿岸に姿を現す・・・

<とぶわに式 感想>激怒した宣祖がまさに李舜臣の首をはねようとした瞬間
「私をおうちくださいー!」と身を盾に李舜臣をかばうユ・ソンリョン。
当時、こういう政治家のお陰で朝鮮が守られたといっても過言ではないでしょう。今、何をなすべきかを分かっていて、国を守ろうとする友人のため、命を投げ出す勇気もあります。
どしゃ降りの雨の中、李舜臣の横に無言で立って、宣祖の返答を待ったたった数人の政治家たちも、この世にあって希望を見たような感じでした。
そして約束を取り付けて全羅左水営に帰還する李舜臣。
ナ・デヨンは死んだ兵士たちを思いながら、泣きながら亀甲船を作ります。本当はナ・デヨンは勇ましく戦った将軍だったそうです。ドラマではおちゃらけたキャラクターでしたが、この事件で人間が変わったんでしょう、きっと。
そしてようやく乱中日記にも記されている「4月12日亀甲船の大砲試験を行った」日。
それから2日後に戦争勃発なんですから、なんとも劇的です。
次は--全羅左水営、初出陣編へ--



makimono めにゅう star 登場人物 star 1-4話

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